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アマノジャッカー・einnonti(アインノンチ)の隠れ家です。2004年の生態記録は「過去の日記」からご覧下さいませ。近々ここを引越し暫く隠居しようかと・・・
by 2004-ein
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Seven Wonders at Edo
Seven Wonders at Edo_b0028917_041432.jpg世界的に「七不思議」というものはいたる所に存在します。その信憑性は別として”江戸”にもそんなものがあったのは日本人でもあまり知られていません。
エドとは日本の江戸時代の”江戸”です。
「落ち葉なしの椎(しい)」「送り提灯」「片葉の芦(あし)」「足洗い屋敷」「置いてけ堀」「消えずの行灯(あんどん)」「馬鹿囃子(ばかばやし)」がそれに相当します。
これを通称「本所七不思議」と呼びます。更に「津軽の太鼓」が加味され8コになる場合もあります(但しどれが最期に加味されたかは諸説色々)。この7コを見事オリジナルな短編にして仕上げたのが、宮部みゆきの「本所深川ふしぎ草紙」です。
著者は「火車」「模倣犯」「クロスファイア」で著名ですが時代もの(江戸物)の執筆品はとても魅力的です。色々書いていますが各小説の登場人物が他の小説にチョイッとイキな登場をしていたりと心憎い演出があります。
基本的に”超能力”もの手法を用いる執筆が多いですが陳腐でない話しが多く楽しめます。happy endも望んではいけません。
江戸の七不思議は今の地名にも由来しているものもあります。
徳川が300年も続いた時代。江戸には百花繚乱な文化がありました。江戸城・城下・下町・飯屋・銭湯・反物屋・瓦版・吉原等々、今の時代よりも混沌とした時代だったようです。
因みに「八丁堀の七不思議」や「麻布の七不思議」というのもあります。

まぁ~いずれにせよ一番不思議なのは人間じゃないかな~と。
『宮部みゆきの時代物、こいつぁーお奨めしやすぜ』
(結構怖いものもあるので、その手が苦手の人は注意が必要です)

H
by 2004-ein | 2005-03-13 01:06 |
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